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「人間の値打ち」観てきました

  • Ayu3
  • 2017年4月9日
  • 読了時間: 3分

こんばんは、ayu3です!(^^)! 相変わらず映画を観ることが好きです(笑)

少し前の話になりますが

「人間の値打ち」と言うイタリア映画を友人と観てきました。

塩尻市にある老舗映画館 「東座」 で

館主である合木こずえさんが薦める映画を毎月上映する

「フロムイースト上映会」というイベントが開かれています。

‘‘フロムイースト‘‘とついているからヨーロッパからの

映画が主なのかな? 詳しくはこちらから 「FROM EAST上映会」

上映前に合木さんの挨拶と映画の解説もあります(*^^*)

「人間の値打ち」

上映前の合木さんから

「英語のタイトル ‘‘Human Capital‘‘ は人的資本と言う意味です」

と説明がありました。

辞書などにによりますと

人的資本(英: Human Capital)は、人間が持つ能力(知識や技能)を資本として捉えた経済学(特に教育経済学)の概念。人的資本と表現されることもある。具体的には、資格や学歴として測定される。

初期の経済学では単に労働力や労働として捉えられていた。

さて、映画「人間の値打ち」。

詳細はこちらのオフィシャルHPをご覧ください 人間の値打ち

映画を観たのはもう2週間~前なのだけれど

未だにじぶんなりの明確な答え、自分はこの映画に対してこう思う! と確信を持って言える自信がないのです。重たい映画です。

この世界のルールにのっとれば、「お金」というものがあって 持てるものは持たざるものよりも幸福だと、ほとんどすべての人は

考えるでしょう。

裕福な夫の元女優の美しい妻。ファンドで成功し、富も名声ももつ男。

ごくごく普通の小さな不動産屋を営む、妻と娘があり、そして新たに子供が生まれる男。

小さな不動産屋を営む男と再婚した心療内科医の優しく誠実な女性。

裕福な家庭に育ったボーイフレンドを持つ、父が小さな不動産屋を営む家の娘。

家庭環境が複雑で、けして裕福とはいえない伯父と暮らす芸術的才能を持つ男の子。 野心を持った舞台演出家。

お金持ちの子息が通う高校のパーティーで給仕をする男性。。。

一つの交通事故をきっかけにこれらの人々の運命が回りだします。

人間にとって大事なもの、その人間のもつ価値って何なんでしょう。

「お金」「存在意義(名誉欲も含まれるかな)」

「愛」(これに関してこの映画では‘‘家族‘‘(血のつながり?)に重きが置かれているかもしれません)

お金があっても満たされない。愛があってもお金がなければ生活が立ち行かない。

じゃあ「自己の存在意義」は?

この三つを欲したり、失うことで人間のすごく嫌な部分があぶりだされてきます。

それぞれの登場人物が、今ある自分の「人的資本」に満足できず

もっと、もっと、もっと・・・と、自分に欠けているであろう何かを

貪欲に求めます。

そして「もっている。」と思っていた自己の「人的資本」も

なにかの拍子にたやすく無くしてしまう。無くしてしまうかもしれない・・・

きれいごとだけではすまされない、でもきれいごとの部分も大事なんじゃないか?

生きる上での正しさ、確実性のようなものが揺らぐストーリーです。

映画のラスト。悲しむ家族を背景にある数字が画面にあらわれます。

何とも言えない感情がわきました。

未だにグルグルと考えてしまう、そんな映画でした(~_~;)

でも、一見の価値のある映画だと思います。

素晴らしい映画を、東座さんありがとうございました☆☆☆


 
 
 

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